協栄産業の強み
「自動車用プレス部品」と
「シートスライドレバー」の
2つが事業の主軸
協栄産業は創業以来、プレス加工業としてボルト・ナットをはじめとする自動車用締結部品などを手掛けてきました。1970年代に入ると、シートスライドレバー(自動車のシートを前後移動させる際に引き上げるレバー)のパイプ加工やプレス、切削、溶接を一貫して生産。トヨタ・カローラの初代から現行モデルまで継続して採用されているほか、時代を象徴するベストセラーカーの多くに当社製品が使われています。
半世紀以上の歴史で、
培われた技術を礎に
1961年(昭和36年)に先代社長が仲間と共同でプレス製造業を立ち上げたのが、協栄産業の歴史の始まりです。先代はもともと農家でしたが、ものづくりや商才に長けていたことから、会社設立を決断しました。その後、1980年代には、スライス加工を内製化し、ロボット溶接機も導入。NCベンダー機で曲げ加工の領域にも進出しました。しかし、その道のりは順風満帆ではなく、常に試行錯誤の連続。数多くの失敗もありましたが、あきらめずにやり切る不屈の精神で徐々に技術や品質が安定化。今日の成長の礎となっています。
難易度の高い仕事を積極的に受注
ものづくりの会社として、他社ができないとあきらめた製品を実現させることは何よりの喜びです。私たちは長年、培ってきた技術と先進の設備を駆使し、難加工の仕事を進んで請け負っています。それは「お客様からの困りごとを解決したい」「お客様の喜ぶ顔が見たい」という純粋な動機に加え、難しい仕事が社員の能力を向上させると考えているからです。今後もお客様からの難しい案件に対し「できない」ではなく「挑戦してみる」という姿勢で臨み、結果を出しつづける会社でありたいと考えています。
金型の製作から修理、
メンテナンスまで自社で一貫対応
2009年頃からプレス金型の製作を内製化。それまではお客様から金型を支給され、メンテナンスは外部に委託していました。しかし、利益率の改善や独自技術の開発を実現するためには、金型製作や修理、メンテナンスを社内で対応できることが必須です。マシニングセンターやワイヤー放電加工機などを導入し、社内に専門スタッフを配置することで実現しました。